千葉北の無料波情報 &波予想・波予報・動画|各サーフポイントの波情報サーフィンBCM

TOP波情報 > 千葉北

千葉北の波情報

千葉北エリアの各サーフィンスポットをまとめて確認!BCM会員であれば、ライブカメラによる現地のコンディション確認の他、各スポットの詳細な波情報や千葉北エリアの波概要や週間予測をご覧いただけます。

千葉北 エリア波情報ポイント選択

ログインすると、全ての情報がご利用いただけます。
千葉北エリアの各サーフスポットの概要一覧。スポットを選択いただくことで、詳細情報をご覧いただけます。
BCM会員に登録していただけますと、ブレイクコンディションや波のサイズ、現地の波状況の分析・解説、初心者アドバイスがご覧いただけます。

千葉北 エリア 波概況

コンディションの変化には十分な注意が必要

[ビギナーアドバイス]


コンディションの変化には十分な注意が必要

[ビギナーアドバイス]

BCM会員に登録していただけますと、現地の波状況の分析・解説や今後の予測、初心者向けのアドバイスがご覧いただけます。
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


木曜日(4/24)の朝の時点で既に落ち着き傾向な雰囲気となり、今のところサイズよりも力の弱いブレイクはアウト〜ミドルの地形でブレイクを制限され始めている様子です。

それでは、地形レポートです!

一宮

4/23水曜日の11時頃の様子から地形をレポートします。普段のハーフタイドくらいの潮位ですが、この日の満タンに近い時間帯です。正面エリアを基準にショアブレイクのまとまりが残っていたので、このエリアで比較するとオフショアにも助けられて対応をキープできていた印象ですが、サイズや波数は人数に対して乏しい状態が続いてしまい、月曜日(4/21)の北東や昨晩から強まってた南〜南東のコンディションによって久しぶりに胸以上のブレイクを取り戻している状況です。
一宮1
フェイスのヨレが気になるオンショア気味たブレイクながら、この日は月曜日よりも乗りしろのあるフェイスを探せていて、前回のようなウネリの雰囲気はなく、風波のみのサイズアップは今のところ力が弱いものの、形のまとまりやピークのポジションは安定し、左側にかけてポイントを広く使えていたと思います。
一宮2
特に地形の変化はなく、ミドルエリアの深さや分断された仕上がりがスムーズさを邪魔していましたが、アウトの反応も維持できていたので、潮位とサイズのバランスによっては厚めのフェイスで距離を狙えるのかもしれません。
一宮3
干潮の大きさと頭以上のサイズが重なるとハードな雰囲気を感じつつ、形を保てるサイズの範囲内であればセクションのごとに滑りの違いを楽しめる波を探せそうでした。ボヨつき易い地形ですが、ショアブレイクの対応が潮の上げ際にも可能性を残してくれそうです。

サンライズ

水曜日(4/23)の12時頃の状況から地形をジャッジします。潮は満タン寸前です。前回のクローズから残るミドルエリアの分断によって一宮のようなショアブレイクの乗りしろを探せず、干潮の動きに広範囲な反応を求めて限定されたエリアでは途切れるフェイスになってしまい、地形の仕上がりにスモールコンディションの対応を悪くされていましたが、今週に入ってからのサイズの雰囲気で少しずつ距離感や波数を取り戻している状況です。
サンライズ1
フェイスのヨレや重なりが目立ちつつ、ここも風波の反応によって形のまとまりやポジションは安定していましたが、全体的に滑走感を狙えるブレイクがなく、満タンながらこの日の潮位の低さからはボヨつき易さは他よりも際立っていて、距離を狙うにしてもボードの浮力に頼らないと繋がるセクションが見つからない様子です。
サンライズ2
この日の雰囲気は右側にとって都合のいい反応を残しそうでしたが、アウトの余計な地形の広がりがワイドなピークを増やし、ここにとっても途切れるフェイスを目立たせていたので、細かい変化も頻繁になり、乗り心地に拘るとサイズと潮位の加減を合わせるのが難しいと思います。
サンライズ3
正面エリアにかけての反応の広がりも分散されたエリアの反応が形をバラけてしまい、左側に関しても復活したアウトのブレイクが繋がらず、堤防の内側の深さにショアブレイクのまとまりを妨害され、クローズの余韻に影響されたブレイクが続いていました。

東浪見

4/23水曜日の13時頃の様子から地形を判断します。水満タンの潮止まりです。前回以降の乏しい反応に対してもインサイドの広がりに対応するエリアを探せていたので、一宮のようなショアブレイクのまとまりではないもののサイズなりの形や距離を繋げる波が残っていましたが、狙えるセットの波数は少なく、地形の広がり方としては志田と比べて素直さに欠けるブレイクが目立ち、基本的にサイズ待ちな状況でした。
東浪見1
月曜日(4/21)の北東コンディションからこの日の南東コンディションをきっかけに胸前後のサイズが復活したので、今週からはミドルエリアをメインに使えるブレイクを狙えていますが、志田とサンライズを融合したような地形に対しては、広範囲な反応に波のまとまりはなく、形を見つけても乗りしろが確保されたフェイスを当てるのが難しそうです。
東浪見2
ここも右側を基準にレギュラー重視な形の雰囲気が強まっていましたが、やはり分断された深いセクションがワイドなピークや横移動を制限したフェイスを増やしてしまい、距離を狙うにはこの日も浮力の強いボードが有利に思えます。
東浪見3
正面〜左側では比較的ショートボード向けなエリアをキープしているものの、ハッキリしない地形のまとまりが必要ないカレントを残しているので、潮の動きに影響を受けると変化が頻繁になり、干潮のヨレたセクションや上げ際のボヨつきが乗り心地を妨害するかもしれません。右側にとっても引き始めからの無難な狙い目に形がバラついて滑りが悪くなるタイミングがありそうです。

志田

4/23水曜日の14時半頃の地形レポートです。潮は引き始めです。前回以降のオフショアコンディションがサイズダウンを早めてしまい、更新以降にはチェック時のようなハッキリしたブレイクや距離を含めた滑走感がなくなっていたので、プロ選手たちにとっても攻略が難しい波が続いていましたが、月曜日(4/21)の北東コンディションをきっかけにようやく胸以上のブレイクを取り戻している状況です。
志田1
前日のオフショアが狙い目になってましたが、形のヨレが気になっていても比較的他より悪影響が少ないフェイスが残り、風波のシフトがレギュラー重視な波向でもあったので、ワイドになりやすいここの地形にとってはウネリの反応より形を探しやすいかもしれません。
志田2
ピークはワイドながら右側〜正面エリアを基準に以前のレギュラーの雰囲気が復活し、左側にかけてレフトを含めた形のまとまりをキープしているようでした。
志田3
地形としては以前のクローズが原因でカレントセクションが残っているようですが、他のポイントのような深さのボヨつきよりも流れの影響の方が大きく、乗り繋ぐ最中にフェイスのシフトが目立っていた印象です。
しかし、スモールコンディションの頃の様子からは余計な強まりにならなければ形のきっかやサイズなりに滑りのいいセクションを維持していたので、サイズをキープできれば今回の風波にも楽しめるブレイクを探せると思います。この時の引き始めからボリュームが欠けてピークもバラついていたので、今のところ上げに向かう時間帯にまとまる波の方が形や乗り心地がしっかりしていた印象です。

太東

水曜日(4/23)15時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。面ツルや整った状態をキープしながらも前回以降のオフショアコンディションでほぼフラットな様子になってしまい、干潮に向かう午後の潮位に関してもロングボードの対応で厳しさを感じる景色だった印象です。
太東1
しかし、月曜日(4/21)からはここにとっても可能性のある反応が復活したので、北東の風波ではまとまりの悪いブレイクになっていたものの、堤防周辺のピークを取り戻した膝〜腰サイズは形の雰囲気もハッキリしていました。
太東2
前日のオフショアやこの日の南東コンディションに関してもロングボードで楽しめる波が確保されていて、この日の控えめな潮の動きは1日を通して対応できていたと思います。
太東3
ここの地形にとってもクローズ頃の変化が影響しているので、干潮の大きさやサイズによっては堤防の内側にワイドなブレイクが目立つものの、胸範囲のサイズに対しては潮位の調整で以前の安定した形を探せそうでした。

夷隅

4/23水曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は引きに向かうハーフタイドの時間帯です。サイズダウンを早めた南西コンディションがここにとってはサイドオンショアだったので、落ち着き傾向の中に狙い目を探せず、前回以降もそのままブレイクのきっかけを失ってしまいました。
いすみ1
ほとんどのポイントで癖を強めているクローズ後の仕上がりに関してもここではインサイドの広がりを誘導し、前回や今回の南東コンディションで強まったカレントやサイズ感がミドルエリアにかけて地形の雰囲気をキープする働きにもなっていたので、まとまり方や形の形成は不安定なものの、ショアブレイク重視の対応ながら可能性のあるエリアが残っている様子です。
いすみ2
No.1ではサイドオンショアのカレントが堤防際のレフトの地形を削ってしまい、川から出た地形もアウトの片寄り、広範囲な反応を維持していたもののフェイスに重なりやヨレが目立っていて、以前のような素直さを期待できる雰囲気がなくなっていました。
いすみ3
都合のいいコンディションが少ない状態なので出番はハッキリしませんが、干潮の動きの大きさも加わっているので冬よりもチャンスがあると思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、前回のチェックから更新頃にかけてキープしていたウネリは形のまとまりや距離を狙える反応となり、以前のクローズが残した癖の強い地形に対してもオフショアに助けられてカレントなどの悪影響が少なく済んでいたので、頭〜胸範囲の落ち着き傾向なサイズを各ポイントで楽しめていましたが、南西コンディションの強まりがその後のサイズダウンも早めてしまい、腰前後を維持していたものの、日曜日までの期間はサイズ不足を感じる状態が続いていました。深いセクションが目立つサンライズや夷隅の地形にとっては特に相性が悪くなり、ほとんどのポイントで浮力の強いボードが活躍していた印象です。東浪見〜志田のように反応する地形が確保されていたり、ショアブレイクのまとまりがあった一宮の正面ではサイズなりに対応できる波が残っていましたが、潮の動きに影響された力の弱いブレイクは頻繁に変化して形が不安定だったと思います。北東コンディションに急変した月曜日は朝から最低な景色になりましたが、午後からの風波のまとまりや沖の微妙なウネリのきっかけを届けてくれたので、風のヨレやカレントの重なりに負けた力の弱いブレイクながら胸サイズが復活し、火曜日のオフショアがエリア全域の対応を取り戻していました。水曜日の南東コンディションにサイズアップを期待しましたが、前回よりも控えめな勢力は肩前後のお手軽さをキープし、オンショア気味た風波の印象ながらこのエリアにとってレギュラーが増える反応でもあったので、太東や志田周辺のヨレが少ないフェイスは形を遊べていました。
さて、この先の波は次回までの期間に気圧配置の入れ替わりが激しく、コンディションの変化も頻繁になる予報ですが、前線を含めて高気圧のポジションにも今のところハッキリしたウネリのきっかけがなく、来週の低気圧の通過まで力の弱い不安定なブレイクが続き、今回も火〜水曜日(4/29~4/30)の反応に期待する予想です。先週の南西コンディションがクローズ直後の悪影響を解消傾向にしていたものの、ほとんどのポイントは深いセクションに分断されたミドルエリアのまとまりの悪さが目立っているので、引き続き地形の癖に制限された反応はサイズや潮位の影響を受けやすく、前回よりも頻繁なコンディションの変化が風の弱まるタイミングやオフショアの対応を難しくしそうです。
後半の大潮にかけて潮の動きに可能性を秘めた変化があるかもしれませんが、干潮に影響される時間帯が目立ち、変動の早さに引き始めや上げ際の狙い目を短くされると思います。

最後に、水温ですが、変わらずな13〜14℃の水温が波数の少ないスモールコンディションに冷たい対応となり、前回も安心してブーツを脱げる状況ではありませんでしたが、木曜日の15℃に多少の緩みを感じている状況なので、コンディションの変化が多少の上下を誘導するようになってきた雰囲気です。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


木曜日(4/24)の朝の時点で既に落ち着き傾向な雰囲気となり、今のところサイズよりも力の弱いブレイクはアウト〜ミドルの地形でブレイクを制限され始めている様子です。

それでは、地形レポートです!

一宮

4/23水曜日の11時頃の様子から地形をレポートします。普段のハーフタイドくらいの潮位ですが、この日の満タンに近い時間帯です。正面エリアを基準にショアブレイクのまとまりが残っていたので、このエリアで比較するとオフショアにも助けられて対応をキープできていた印象ですが、サイズや波数は人数に対して乏しい状態が続いてしまい、月曜日(4/21)の北東や昨晩から強まってた南〜南東のコンディションによって久しぶりに胸以上のブレイクを取り戻している状況です。
一宮1
フェイスのヨレが気になるオンショア気味たブレイクながら、この日は月曜日よりも乗りしろのあるフェイスを探せていて、前回のようなウネリの雰囲気はなく、風波のみのサイズアップは今のところ力が弱いものの、形のまとまりやピークのポジションは安定し、左側にかけてポイントを広く使えていたと思います。
一宮2
特に地形の変化はなく、ミドルエリアの深さや分断された仕上がりがスムーズさを邪魔していましたが、アウトの反応も維持できていたので、潮位とサイズのバランスによっては厚めのフェイスで距離を狙えるのかもしれません。
一宮3
干潮の大きさと頭以上のサイズが重なるとハードな雰囲気を感じつつ、形を保てるサイズの範囲内であればセクションのごとに滑りの違いを楽しめる波を探せそうでした。ボヨつき易い地形ですが、ショアブレイクの対応が潮の上げ際にも可能性を残してくれそうです。

サンライズ

水曜日(4/23)の12時頃の状況から地形をジャッジします。潮は満タン寸前です。前回のクローズから残るミドルエリアの分断によって一宮のようなショアブレイクの乗りしろを探せず、干潮の動きに広範囲な反応を求めて限定されたエリアでは途切れるフェイスになってしまい、地形の仕上がりにスモールコンディションの対応を悪くされていましたが、今週に入ってからのサイズの雰囲気で少しずつ距離感や波数を取り戻している状況です。
サンライズ1
フェイスのヨレや重なりが目立ちつつ、ここも風波の反応によって形のまとまりやポジションは安定していましたが、全体的に滑走感を狙えるブレイクがなく、満タンながらこの日の潮位の低さからはボヨつき易さは他よりも際立っていて、距離を狙うにしてもボードの浮力に頼らないと繋がるセクションが見つからない様子です。
サンライズ2
この日の雰囲気は右側にとって都合のいい反応を残しそうでしたが、アウトの余計な地形の広がりがワイドなピークを増やし、ここにとっても途切れるフェイスを目立たせていたので、細かい変化も頻繁になり、乗り心地に拘るとサイズと潮位の加減を合わせるのが難しいと思います。
サンライズ3
正面エリアにかけての反応の広がりも分散されたエリアの反応が形をバラけてしまい、左側に関しても復活したアウトのブレイクが繋がらず、堤防の内側の深さにショアブレイクのまとまりを妨害され、クローズの余韻に影響されたブレイクが続いていました。

東浪見

4/23水曜日の13時頃の様子から地形を判断します。水満タンの潮止まりです。前回以降の乏しい反応に対してもインサイドの広がりに対応するエリアを探せていたので、一宮のようなショアブレイクのまとまりではないもののサイズなりの形や距離を繋げる波が残っていましたが、狙えるセットの波数は少なく、地形の広がり方としては志田と比べて素直さに欠けるブレイクが目立ち、基本的にサイズ待ちな状況でした。
東浪見1
月曜日(4/21)の北東コンディションからこの日の南東コンディションをきっかけに胸前後のサイズが復活したので、今週からはミドルエリアをメインに使えるブレイクを狙えていますが、志田とサンライズを融合したような地形に対しては、広範囲な反応に波のまとまりはなく、形を見つけても乗りしろが確保されたフェイスを当てるのが難しそうです。
東浪見2
ここも右側を基準にレギュラー重視な形の雰囲気が強まっていましたが、やはり分断された深いセクションがワイドなピークや横移動を制限したフェイスを増やしてしまい、距離を狙うにはこの日も浮力の強いボードが有利に思えます。
東浪見3
正面〜左側では比較的ショートボード向けなエリアをキープしているものの、ハッキリしない地形のまとまりが必要ないカレントを残しているので、潮の動きに影響を受けると変化が頻繁になり、干潮のヨレたセクションや上げ際のボヨつきが乗り心地を妨害するかもしれません。右側にとっても引き始めからの無難な狙い目に形がバラついて滑りが悪くなるタイミングがありそうです。

志田

4/23水曜日の14時半頃の地形レポートです。潮は引き始めです。前回以降のオフショアコンディションがサイズダウンを早めてしまい、更新以降にはチェック時のようなハッキリしたブレイクや距離を含めた滑走感がなくなっていたので、プロ選手たちにとっても攻略が難しい波が続いていましたが、月曜日(4/21)の北東コンディションをきっかけにようやく胸以上のブレイクを取り戻している状況です。
志田1
前日のオフショアが狙い目になってましたが、形のヨレが気になっていても比較的他より悪影響が少ないフェイスが残り、風波のシフトがレギュラー重視な波向でもあったので、ワイドになりやすいここの地形にとってはウネリの反応より形を探しやすいかもしれません。
志田2
ピークはワイドながら右側〜正面エリアを基準に以前のレギュラーの雰囲気が復活し、左側にかけてレフトを含めた形のまとまりをキープしているようでした。
志田3
地形としては以前のクローズが原因でカレントセクションが残っているようですが、他のポイントのような深さのボヨつきよりも流れの影響の方が大きく、乗り繋ぐ最中にフェイスのシフトが目立っていた印象です。
しかし、スモールコンディションの頃の様子からは余計な強まりにならなければ形のきっかやサイズなりに滑りのいいセクションを維持していたので、サイズをキープできれば今回の風波にも楽しめるブレイクを探せると思います。この時の引き始めからボリュームが欠けてピークもバラついていたので、今のところ上げに向かう時間帯にまとまる波の方が形や乗り心地がしっかりしていた印象です。

太東

水曜日(4/23)15時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。面ツルや整った状態をキープしながらも前回以降のオフショアコンディションでほぼフラットな様子になってしまい、干潮に向かう午後の潮位に関してもロングボードの対応で厳しさを感じる景色だった印象です。
太東1
しかし、月曜日(4/21)からはここにとっても可能性のある反応が復活したので、北東の風波ではまとまりの悪いブレイクになっていたものの、堤防周辺のピークを取り戻した膝〜腰サイズは形の雰囲気もハッキリしていました。
太東2
前日のオフショアやこの日の南東コンディションに関してもロングボードで楽しめる波が確保されていて、この日の控えめな潮の動きは1日を通して対応できていたと思います。
太東3
ここの地形にとってもクローズ頃の変化が影響しているので、干潮の大きさやサイズによっては堤防の内側にワイドなブレイクが目立つものの、胸範囲のサイズに対しては潮位の調整で以前の安定した形を探せそうでした。

夷隅

4/23水曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は引きに向かうハーフタイドの時間帯です。サイズダウンを早めた南西コンディションがここにとってはサイドオンショアだったので、落ち着き傾向の中に狙い目を探せず、前回以降もそのままブレイクのきっかけを失ってしまいました。
いすみ1
ほとんどのポイントで癖を強めているクローズ後の仕上がりに関してもここではインサイドの広がりを誘導し、前回や今回の南東コンディションで強まったカレントやサイズ感がミドルエリアにかけて地形の雰囲気をキープする働きにもなっていたので、まとまり方や形の形成は不安定なものの、ショアブレイク重視の対応ながら可能性のあるエリアが残っている様子です。
いすみ2
No.1ではサイドオンショアのカレントが堤防際のレフトの地形を削ってしまい、川から出た地形もアウトの片寄り、広範囲な反応を維持していたもののフェイスに重なりやヨレが目立っていて、以前のような素直さを期待できる雰囲気がなくなっていました。
いすみ3
都合のいいコンディションが少ない状態なので出番はハッキリしませんが、干潮の動きの大きさも加わっているので冬よりもチャンスがあると思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、前回のチェックから更新頃にかけてキープしていたウネリは形のまとまりや距離を狙える反応となり、以前のクローズが残した癖の強い地形に対してもオフショアに助けられてカレントなどの悪影響が少なく済んでいたので、頭〜胸範囲の落ち着き傾向なサイズを各ポイントで楽しめていましたが、南西コンディションの強まりがその後のサイズダウンも早めてしまい、腰前後を維持していたものの、日曜日までの期間はサイズ不足を感じる状態が続いていました。深いセクションが目立つサンライズや夷隅の地形にとっては特に相性が悪くなり、ほとんどのポイントで浮力の強いボードが活躍していた印象です。東浪見〜志田のように反応する地形が確保されていたり、ショアブレイクのまとまりがあった一宮の正面ではサイズなりに対応できる波が残っていましたが、潮の動きに影響された力の弱いブレイクは頻繁に変化して形が不安定だったと思います。北東コンディションに急変した月曜日は朝から最低な景色になりましたが、午後からの風波のまとまりや沖の微妙なウネリのきっかけを届けてくれたので、風のヨレやカレントの重なりに負けた力の弱いブレイクながら胸サイズが復活し、火曜日のオフショアがエリア全域の対応を取り戻していました。水曜日の南東コンディションにサイズアップを期待しましたが、前回よりも控えめな勢力は肩前後のお手軽さをキープし、オンショア気味た風波の印象ながらこのエリアにとってレギュラーが増える反応でもあったので、太東や志田周辺のヨレが少ないフェイスは形を遊べていました。
さて、この先の波は次回までの期間に気圧配置の入れ替わりが激しく、コンディションの変化も頻繁になる予報ですが、前線を含めて高気圧のポジションにも今のところハッキリしたウネリのきっかけがなく、来週の低気圧の通過まで力の弱い不安定なブレイクが続き、今回も火〜水曜日(4/29~4/30)の反応に期待する予想です。先週の南西コンディションがクローズ直後の悪影響を解消傾向にしていたものの、ほとんどのポイントは深いセクションに分断されたミドルエリアのまとまりの悪さが目立っているので、引き続き地形の癖に制限された反応はサイズや潮位の影響を受けやすく、前回よりも頻繁なコンディションの変化が風の弱まるタイミングやオフショアの対応を難しくしそうです。
後半の大潮にかけて潮の動きに可能性を秘めた変化があるかもしれませんが、干潮に影響される時間帯が目立ち、変動の早さに引き始めや上げ際の狙い目を短くされると思います。

最後に、水温ですが、変わらずな13〜14℃の水温が波数の少ないスモールコンディションに冷たい対応となり、前回も安心してブーツを脱げる状況ではありませんでしたが、木曜日の15℃に多少の緩みを感じている状況なので、コンディションの変化が多少の上下を誘導するようになってきた雰囲気です。

[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(S50)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 4 (日)
    グラフ 5 (月)
    グラフ 6 (火)
    グラフ 7 (水)
    グラフ 8 (木)
  • 週間予想

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 4 (日)
    グラフ 5 (月)
    グラフ 6 (火)
    グラフ 7 (水)
    グラフ 8 (木)
  • 週間予想

  • 週間予想

BCM会員に登録していただけますと、現地の波状況の分析・解説や今後の予測、初心者向けのアドバイスがご覧いただけます。