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「サーフィンが国技のオーストラリアレッグ3戦目スタート」 - F+コラム

Text by つのだゆき、Photo by WSL

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早くもハーフカット前の最終戦、マーガレットリバーがスタートしているわけだけど、
お目覚めのフィリッペはお目覚めのまま快進撃、オーストラリアレッグではワイルドカードにやられまくっていたイタロも今回は大丈夫そうだと思う。
前にも書いたと思うけど、ワイルドカードってけっこうクセモノで、エルサルバドルまでは3,1,2,5位と、イタロぶっちぎりだったものがいきなり連続17位と、まぁ、ものごとバランスとはいえ、あまりにもあまりなわけだけど、相手はザビア・ハクスタブルにジュリアン・ウイルソン。ワイルドカードとはいえキッツイところだ。まぁ、ハイシードというのは下位のものと当たるから優遇とされているわけだけど、本当に優遇なのかどうかは、疑問。
例えばパイプでワイルドカードのケリーと当たるとか、タヒチでカウリ・ヴァーストと当たるとか、それ、優遇? まぁ、それを倒してこその真のチャンプではあるけど、場所と人によっちゃ単純に優遇とは言えない。2026シーズンの意味不明なポストシーズンの2試合の結果で、トップ8にはパイプに向けての優遇シードが与えられるように書かれていたけど、ビミョー。

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ハーフカットメイクを目指すサリー・フィッツギボンス、エリミネーションラウンドに回ったけど頑張ってほしいな。特に好きなサーファーというわけではないけど、ベルズでヒート終了後ビーチでずっとサインしてて、次のヒートが終わってもやってて、なんだかんだ1時間ぐらいやってたかな。最後の最後に誰も希望者がいなくなるまでやってた。プロのかがみ。

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負けた後とかに早くロッカールームに帰りたい気持ちはわかるけど、「お仕事」と考えると、基本プロサーファーの「お仕事」はあらゆる面でユルユルだ。
ケリーもよく一度引っ込むけど待ってれば出てきて、エンドレスにサインしていたことを思い出す。そういうことって、何らかの形で神様に認めてもらったほうがいいなぁ、と思う。

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オーストラリアは本当に国をあげてサーフィンをプッシュする流れになっているようで、3試合とも地元の市とか州とかの自治体がお金を出している。ベルズはリップカールプロだけど、ビクトリア州も1億とか出しているらしいし、クイーンズランド州も同様。マーガレットリバーは以前から観光協会とか州とかの自治体がスポンサーだった。まぁサーフィンは国技ともいえるものだしね。
ベルズではアンケートも行われていて、その内容は、どこからきて、何日ビクトリアにステイして、いくら宿泊に使ったか、いくらそれ以外に使ったか、その間何回会場を訪れたか、みたいな、インバウンド効果に対するアンケートだった。サーフイベントは観光資源という考え方なんだろう。

日本では以前徳島プロとか宮崎プロとか、自治体が絡んだCTイベントがあったものの、今の金額パッケージで考えたら、とてもとても予算はおりそうもないし、観光資源としてそこまでの費用対効果があるかどうかは疑問だ。今やるとすれば金額的には億単位が最低ラインだろうから、自治体とかインターナショナルブランドとか、一般大手企業とかのレベルでないと出てこない金額といえる。そうなるとね、F+ではなく、F1のYUKI TSUNODAに出したほうがいいもんね(笑)。
それにしてもローマ字で同姓同名の世界的有名人がいるってすごくて、ベルズの会場パスの受付のおねぇさんから始まって、帰りの空港のチェックインカウンターとか、乗り継ぎのデスクとか、最後はCAさんにまでF1レーサーと同じ名前なのね、と言われた。まぁ、あっちはミスターでこっちはミスですけど。「つのだゆき」と「つのだゆうき」、日本では起こりようのない同姓同名。アルファベット圏のほうが混乱するな。先日イタリアの予選でクラッシュしたけどそれは攻めている証であるし、大きなケガもなくて何よりだ。
昔、蛸優樹プロとも同じ名前なのね、って南アフリカで言われたことを思い出した。優樹は裕毅よりだいぶ有名レベル低いけど、まかし~(笑)。

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